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※当サイトはあくまでもご参考としてお読みいただき、
実際の処置や治療に関しましては獣医師および専門家にご相談くださいますようお願い致します。
症状別 犬の病気事典
■皮膚・被毛の病気
多くの犬の毛の構造は上毛と下毛の二重構造となっていて、上毛は外部からの刺激を守るために、下毛は主に防寒の役割を果たしています。そのため被毛に異常が生じると、そのような役割を果たせなくなり、犬にとっては大きなストレスとなってきます。少しでも被毛に異常を感じた場合は、すぐに病院に連れて行き、食事やケアなどをこまめに管理して対処しましょう。
また、皮膚は、悪い菌が体に侵入するのを防ぐ機能や紫外線などから体を守る機能があります。皮膚に異常が出てこの機能が崩れると、かゆみが発生したり皮膚の色が変色したりフケが多くなったりして少しずつ異変が生じてきます。異常が出る原因には外的なもののほかに体の内部からくる場合もあります。
■せき・くしゃみをする
犬は人と違って主に開口呼吸をおこないます。ですので、空気が乾燥していると上部気道炎などを起こしやすくなります。部屋の中においては、タバコはもちろん室内の芳香剤・蚊取りマットなどの刺激物も、気道を痛める原因になります。
とくに、呼吸器系が弱い犬が住む部屋は、室内環境を常に快適に保ってあげることが必要です。エアコン・ファンヒーターは空気が乾燥するので換気をまめにしっかりとおこないましょう。冬は乾燥するので加湿器を併用してあげましょう。
■呼吸がおかしい
犬が人に比べて呼吸が荒いように感じるのは開口呼吸をしているのが原因です。また、呼吸をするのと同時に体温の調節も行なっています。呼吸によってさまざまな機能を調節しているので、興奮したり緊張をした場合に呼吸が荒くなるのです。
しかし、呼吸器系の病気になってしまった場合も呼吸に異常をきたします。また、発熱・貧血・癲癇などを引き起こした場合も呼吸の異常がみられます。
呼吸の異常から呼吸困難に発展してしまうと体が酸欠状態になります。その結果失神したり最悪の場合は死に至ることもあります。ですので、愛犬の呼吸は常日頃チェックしていつもの正常な呼吸を把握しておくことが肝心となります。それによってちょっとした呼吸の異常に気づくことができ、早期治療に結びつくのです。
犬の正常な呼吸数は、犬種によってさまざまですが一分間に15回から35回程度と言われています。元気な状態の時に呼吸数を数えておくと良いでしょう。
- > 苦しそうな呼吸をする
- > 呼吸が荒い
- > 呼吸が浅くて速い
- > 変な音の呼吸をする
■嘔吐する
もともと犬は、赤ちゃんに餌を与える際に吐き戻して与えることもあるので、人間ほど吐くのは大変なことではありませんが、ごはんを食べながら吐いてしまうようだと問題です。大抵の場合は吐いた後ごはんを与えると何もなかったかのように食べ始めますが、食べながら吐く場合はどこかに異常がある可能性があります。
「嘔吐」とは、食道のなんらかの異常か胃の中に何か問題がある場合に吐いてしまうことをいいます。空腹時に吐くときは、胃の粘膜がやられている可能性が高いと思われます。
病院で診てもらう際には、嘔吐物を確保し、いつどんな状況で吐いたかをしっかりとチェックしておきましょう。
- > 食後すぐに嘔吐する
- > 食後しばらくして嘔吐する
- > 食べてないのに嘔吐する
- > 嘔吐しようとするが出ない
■便秘になった
便秘とは、排便がスムーズにできないために腸管の中に便が溜まって硬くなって排便しづらくなってしまうことです。ワンちゃんが排便の姿勢に入っているのに便が出てこない場合や少ししか出ない場合は注意信号です。
犬の便の目安は、1日1〜2回程度が普通ですが、それぞれの犬によって異なります。普段から便の回数をきちんとチェックしておけば、便の回数が少なくなった時にいち早く気づいて便秘への対処が早くなります。
■下痢をする
下痢の原因には食事から精神的なもの、病気から来るものなどさまざまです。そもそも下痢とは、便が正常なスピードよりも速く腸を通過してしまって便の中に含まれる水分を体が吸収できずに外に排出されることです。治るのが早い急性的な一過性のものもありますが、なかなか治らない慢性的な下痢もあります。重篤な病気の初期症状であったり、腸の粘膜が炎症を起こしている場合もありますので、たかが下痢と油断しないようにしましょう。
■尿の異常
尿の異常には、尿が赤みがかっている・黄色が強すぎるなどの色の異常から、排泄時に少しずつしか出ない・尿漏れがする・あまりにも回数が多いなどの排泄の異常があります。また、いろいろな異常が同時に起こる場合もあります。いずれにしても尿の異常は家庭で処置できるものではなく重篤な病気の可能性もあるので、早急に動物病院に連れていくことが望ましいでしょう。 どのような病気でも言えることですが、早期治療が何よりも大切です。
- > 血尿・尿が赤い
- > 黄色がかなり濃い
- > 尿が出てこない
- > おしっこ(排尿)の回数が異常に多い
- > 尿漏れ・「おもらし」をする
■目の病気や眼球の異常
「目」という部分はさまざまな部位がそれぞれの役目を果たして成り立っています。主な部位は以下の通りです。
眼瞼(がんけん)
この眼瞼が正常な向きと反対方向に向いていると、
角膜や結膜が刺激されて慢性的に眼の腫れなどが見られることがあります。
瞬膜(しゅんまく)
血圧が上昇すると瞬膜が目の外に飛び出ることがあります。
結膜(けつまく)
こすってしまったり刺激物による刺激などによって結膜が炎症をおこすと
目が赤く腫れたり涙が異常に多く流れることがあります。(結膜炎)
角膜(かくまく)
角膜の場合も、こすりすぎや刺激物・感染などにより炎症をおこすと、
傷がついたり糜爛や潰瘍をもたらすこともあります(角膜炎)。
角膜が破裂したり角膜色素沈着などに発展した場合は視力に障害を起こします。
水晶体(すいしょうたい)
水晶体はカメラなどに例えると「レンズ」の役割がある部位です。
犬に多い目の病気として「白内障」がありますが
この病気は水晶体にタンパク質が溜まってしまうことにより白く濁って見える病気です。
前房(ぜんぼう)
角膜と水晶体の間にあります。となりの角膜が炎症を起こした場合には、
炎症が前房まで広がってしまうことがあります。
この前房は眼房水(がんほうすい)で常に満たされていますが
眼圧に異常を起こした場合はこの量が多くなってしまって痛みを覚えます。
このほかにも細かな部位がありますが、目に異常が見られる場合はどの部分がどのように異常なのかを見極め、治療をしていくことが肝心となります。
- > やたらと目を気にする
- > 目やにが多い気がする
■耳の病気
耳も目と同様にいろいろな部位から成り立っています。主な部位は「耳介(じかい」・「外耳(がいじ)」・「中耳(ちゅうじ)」・「内耳(ないじ)」などです。やはり耳の病気と一概に言ってもどの部位の病気なのかを見極めることが肝心なので、まずは部位の特徴を覚え、それぞれの病気を把握して対処法や改善法を考えることが重要です。
- > 耳介の被毛や耳介の病気
- > 鼓膜や中耳の病気
- > 内耳の異常や病気
- > 外耳道におこる病気
■鼻の病気・異常
犬の種類によって鼻のかたちはさまざまです。吻が短く鼻がつぶれているタイプのブルドッグ・フレンチブルドッグ・ペキニーズ・パグや、吻が長いタイプのボルゾイやアフガンハウンド、シェットランドシープドッグなど多種多様です。そのなかでも鼻がつぶれているタイプの犬は鼻腔の面積が狭いために熱を放射しにくく、高温多湿の環境に弱い傾向があります。また、このタイプの犬種は鼻がつまっているため鼻腔の病気になりやすい傾向もあります。
- > 鼻水が多く出る
- > 鼻血が出る
- > いびきが異常に大きい
■口臭・歯の病気
犬も人間と同様、歯のケアを怠ると歯垢がたまって歯が汚れ、口臭や虫歯・歯周病などの原因となることがあります。犬がどうしても歯磨きを嫌がる場合は、好みの味の歯磨き粉やゼリーなどを試して頑張ってみましょう。
普段から歯のケアをしていて虫歯もないにもかかわらず口から異臭や出血がある場合は、歯茎・舌などに異常があるかもしれません。
- > 口臭が異常
- > 歯(歯牙)に異常がある
- > 歯肉が腫れている
■動作や歩き方・動き方の異常
普段はまっすぐに歩いていたのに、ある日突然ジグザグ歩行などをするようになってまっすぐに歩かなくなった場合や、脚の踏み出し方が不自然な場合は四肢の間接や筋肉・骨などに異常がある可能性があります。
ふだんから注意して観察していると、どの動きがおかしいのかはっきりとわかるので、愛犬をしっかりとチェックしておくことが初期治療につながります。部分的におかしいのか全体的におかしいのかによって疑われる症状も変わります。全体的に動きに異常がある場合は重篤な症状の可能性もあるので速やかに動物病院に連れて行くことが必要となります。
- > 足に腫れがある
- > 足を下につかない
- > 動作や歩き方が不自然
